今回は、某アーケードゲームのアケコンを自作したお話です。
これがそのアケコン。

いや…これアレじゃね?
音ゲーをやってる方なら一度はゲーセンで見かけたことがあるあの機種です。
(どっからどう見ても)
部品類は殆ど中国の淘宝網というサイトから仕入れました。
とりあえず、制作に使用した部品類を紹介しつつ、これらをどのような用途で使うかも紹介します。
- アケコン用加工済み木材 x1
- 60x60mm ボタン x6
- 100x100mm 丸ボタン x2
- 33x33mm ボタン x2
- 中華マイクロスイッチ x10 (ボタンに付属)
- メイン基板 x1 (JLCで発注)
- ロータリーエンコーダー AB層 400ppr x1
- エンコーダー固定用金具 x1
- エンコーダー軸マウント 6Φ/8Φ x1
- 3Dプリンター用軸 8Φ/200mm x1
- 丸棒8Φ/150mm (ステンレス製が望ましい) x1
- T字型マウント 縦横8Φ x1
中国で買う最大のメリットは、何と言っても価格が安い!
これだけ買ってもなんと8000円ぐらいです。
価格破壊もいいところですね。
以下はAmazonで購入
- 昇圧基板 5v to 12v x1
- MDF合板100×100 (厚さ9mm) x6
- Atmega32u4 (ProMicro) x1
- 40ピンヘッダー
では、これらの部品を使って制作していこうと思います。
アケコン用加工済み木材
これはいわば本体の側です。これがないとお話になりませんが…
そんなものどうやって手に入れるんだよ!!
って普通はなると思います。
図面を作って自作するとか、普通はそう考えますが、中国の淘宝網にはじつは売っているのです。

これはボタン類の位置などが本家のように忠実に再現されており、穴などが最初から開けられています。
なので、穴に合う寸法のボタンを買ってきてそのままはめればいいだけです。
ただ、これはあくまでも完成品ではなく側のみのものです。ボタン類などは一切付属しません。
商品ページには堂々と完成品の画像が載っているので困惑しますが、間違えないように。あくまでも自分で作れと言う感じです。
そのため、板はねじ止めなどで固定する必要があるので、インパクトドライバーなどが必要になります。
ボタン類
これはアレですね、操作に使用する際に頻繁に使うボタンです。
日本で買うなら、有名な三和などが思い浮かびますが
淘宝網にはこれも普通に売ってます。



側をどれにするかでサイドボタンは変わってきますが、60x60mm,33x33mmボタンは変わらないです。

更にボタンと一緒にLEDやマイクロスイッチも付いてくるので、かなりお得に買えます。
メイン基板

これはJLCというサイトで基板を注文する必要があります。
ガーバーデータをサイトにアップロードして、そこから注文します。
基板5枚で1000円ぐらいだった気がします。確か。
完成品はこんな感じで送られてきます。


ロータリーエンコーダー AB層

これはレバー入力に使用します。
オ〇ゲキのレバー入力は特殊で、倒したらそのままその場所になっている必要があります。
普通の格ゲー等のレバーでは入力しても自動的に真ん中に戻ってしまうため、使えません。
そのため、エンコーダーを使用します。
400pprと書いてありますが、それ以下でも使えるとは思います。
エンコーダー固定用金具

エンコーダー本体を固定する金具ですね。
激しい操作をしてエンコーダー本体が動いてしまうと、誤入力の原因になるので、必須です。
エンコーダー軸マウント

エンコーダー本体の軸(回転する箇所)にはめて、ネジで固定するものです。
3Dプリンター用の軸に固定して使用するので必須です。
3Dプリンター用軸, 丸棒,T字型マウント

正直、これがレバー機構の一番のカギと言っても過言ではありません。
レバー穴の下にこれを固定して、そこにT字型マウントを通し固定、上から丸棒を差してレバーを生やします。


そして先端とエンコーダー軸マウントを固定して、レバー操作をエンコーダー本体に伝えます。
レバー入力に重要な役割を持ったパーツです。
8Φのものを使用しましたが、Φが合っていれば他のものも使えると思います。
当たり前ですが、間違えると物理的に使えないので注意しましょう。
昇圧基板 5v to 12v

これは上記淘宝網から購入したボタン類のLEDを光らすために必要です。
LEDが光らなくてもいいって場合は必要ありません。
何故か付属しているLEDが12V仕様なので、これを使用しました。
MDF合板100×100 (厚さ9mm)

エンコーダー本体や3Dプリンター軸、基板の固定用にあると便利
Atmega32u4 (ProMicro)

これがミソです。Arduinoで簡単なプログラムを書き、こいつに落とし込んでボタン入力、レバー入力をこれで全て補います。
40ピンヘッダー

パキっと折ってJLCで注文したメイン基板にはんだ付けする用のものです。
必要な部品が届いたので、作っていきます。

制作風景です。結構えぐい。

まずはJLCで注文した基板に部品を実装します。

ProMicroが壊れた時用に、脱着できるように実装しました。



実装出来たら、側にMDF合板を使って固定します。
ついでにメインの配線類をはんだ付けします。

LED配線もやっときます。しかし、これだけの量をはんだ付けするのはなかなか骨が折れました。
入力配線10,COM配線10,LED+が10,-が10で40本はんだ付け、更にコネクター類の圧着などなど…
多分、予備はんだや色々含めたら100回以上ははんだ付けしてますね。
被覆を剥いて、付けて…剥いて、付けて…の繰り返しで流石に疲れました。
昇圧基板を取り付けます。

5VはProMicroから取ります。
LED配線を集約させて、昇圧基板の配線と接続します。

全ての配線をメイン基板に配線します。

最後にProMicroにプログラムを書き込みます。
色々ごにょごにょやって、エンコーダー本体は取り付けてませんが一応一通り完成しました。

下記はテストプレイ動画です。
— はる@多趣味人間 (@X1LeP) September 2, 2023
その後、これじゃない感が強すぎたので、レバーもちゃんと付けました。

— はる@多趣味人間 (@X1LeP) September 8, 2023
これでほぼ、それっぽい奴ができたのではないでしょうか。
ちなみにレバー周りの機構はこんな感じです。



今後の課題としては
- ボタンが重すぎて反応が悪いので改善したい
- レバー入力の滑らかさ調整
- レバーの握る部分をもうちょっとちゃんとさせたい
- LEDの色分け
- 筐体強度の改善
でしょうか。また改造などしたら随時投稿していきますので、お楽しみに。
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