こんにちは。今回はnus3bankを自作する方法を説明していきたいと思います。

nus3bankとは何?


.nus3bank – Namco’s newest audio container [Super Smash Bros (Wii U), idolmaster (PS4)
.nus3bankはナムコが開発したオーディオコンテナー。
主に任天堂のゲームソフトであるスマブラや、PS3、PS4ソフトのアイドルマスターなどのゲームに使用されている。


普段私たちが聴いている音声ファイルは.wavや.mp3、.aacなどが主流ですが、この.nus3bankという形式に関しては
wavをATRACコンテナーに格納した.at3やdspを格納した.idspなどを、更にnus3bankコンテナーに格納したものになります。


特殊な格納形式であるため、もちろんWindows標準のオーディオプレイヤーなどでは再生できません。
PC上でnus3bankを再生したい場合は、過去の記事を参考にし、foobar2000で再生してください。

はい、前置きが長くなりましたが本題に移ります。
スマブラのミュージックハックなどを行う際の参考にしてください。
例として今回はWiiUのスマブラのBGMをハックしていきます。



必要なもの(太字のやつは必須)

WiiU本体
SDカード(32GBを推薦)
ddd
NUS3BANK Editor
BRSTM形式で保存された音声ファイル
Looping Audio Converter(既にbrstmの音源がある場合はダウンロードしなくても構いません)


注意してほしいのは、WiiUがHomebrew導入済みであり、尚且つdddでスマブラのソフトを吸い出し済みでないとこの記事の内容はできません。
Homebrew導入に関しては他のサイトやブログなどで紹介されているのでここでは説明しません。各自でggってください。
スマブラのソフト吸い出しに関してはソフトを購入して行ってください。
ネット上でもWiiUのisoファイルは落ちていますが、ソフトのダウンロードは違法なので自己責任でお願いします。
予め、上記の内容を満たしていないと本ハックはできませんのでご注意ください。


はい、ではまず必要なファイル群を落としてきます。

NUS3BANK Editor

Python 2.7.13 (NUS3BANK Editorを開く際にインストール必須)

Looping Audio Converter

全て落としたらzipは任意の場所へ解凍しておきます。
Pythonはインストールしておいてください。

そしたらまず、ハックに使いたい音源を.wav形式や.mp3形式などで入手してきます。(既にbrstmファイルがある場合にはこの手順は省略)

次に、Looping Audio Converterを起動します。
起動するとこのようになるので
Looping Audio Converter
上のボックスに先ほど入手した.wavか.mp3などのファイルをドラッグアンドドロップします。
そしてOutput formatの項目をBRSTMに変更します。
変更したら、右下にあるStartボタンをクリックします。そうすると、outputフォルダ内にbrstmファイルが出来ているはずです。

次に「NUS3BANK-Editor-master」フォルダの中にある「NUS3BANK-Editor.pyw」を起動します。(Python2.7.13をPCへインストールしていないと起動できません)

「File」項目の「Open NUS3BANK」をクリックし、差し替えたいnus3bankファイルを選択します。
(吸い出したゲームデータ内のbgmフォルダにある差し替え先を選択してください)
(一応、間違えた時の為に差し替え先のNUS3BANKファイルをコピーしたものを使ってください)

読み込んだnus3bankを選択状態にし、「Replace」ボタンをクリックして差し替えたいBRSTMファイルを選択。
(「ファイルの種類」を「VGM files~」にしないと表示されないため注意。)

読み込むと英語で「曲がループしているけど無効にしていい?」的なことを聞かれるので
いいえを選択。

また英語で「本当に曲を差し替えていいですか?」的なことを聞かれるので
はいを選択。

そうすると英語で「完了しました。」的な事を言われるので
OKを選択。

メニュー項目にある「File」の「Save」もしくは「Save as」をクリックして.nus3bankとして保存します。

これで、全て完了です。

後は、SDカードに作成した差し替え用のフォルダに差し替えたnus3bankファイルを置きます。

後はHomebrewでハックを適用した状態でゲーム起動して確認してください。
無事に音楽が反映されていれば成功です。



一応余談ですが、バイナリエディタでnus3bank拡張子の音声ファイルを開くとこのようになっているはずです。


nus3bankは元の音声ファイルのコンテナーの上にnus3bankのコンテナーを追加しただけなので、nus3bankのコンテナーを削除すれば容易に格納する前の形式にデコードすることが可能です。
例ですが、このnus3bankは.at3を格納しています。

バイナリエディタを見ると、[JUNK…PACKdX-…]という文字列が見えると思いますが、その下に[RIFF…WAVEfmt 4…]とあるはずです。
それがnus3bankに格納されているATRAC3+のデータなので、バイナリエディタの00000000から00001730までを削除すれば、普通にat3として再生することが可能です。
(スマブラの場合はIDSP…となっているはず)

スマブラのミュージックハックであればNintendo DSP 4bit ADPCMを使用したidsp形式なので、NUS3BANK Editorで実現することが可能ですが、
アイマスに関してはATRAC3+形式なので、NUS3BANK Editorではミュージックハックはできません。(特殊なやり方を使えば可能だが)

また、nus3bankをデコードするだけなら、foobar2000を使用してもデコードすることが可能です。



foobar2000を使用してnus3bankをwavやmp3などにデコードする手順


1.foobar2000でnus3bank拡張子の任意のファイルを開きます。


2.読み込んだファイルを右クリックし、出てきたメニューから[Convert → Quick convert]をクリックする。


3.どの形式にデコードするかのウインドウが出てくるので、任意の形式を選択しconvertをクリックする。


4.どこにファイルを保存するか聞かれるので、任意の場所を選択して保存をクリック。


5.このような画面が表示されれば、デコード完了。


6.保存したフォルダ内に.wavファイルがあれば、あとはそのまま再生出来る。


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